点火系はCDIバッテリ点火

酒呑童子のエコラン講習


点火系はカブスタンダードのダイナモ電源のCDIでもそれなりの結果が出ますが、出来るだけ早くバッテリ点火にしたほうが何かと好都合です。

一つは始動時の点火能力がバッテリ点火にしたほうが安定すること。更に、発電コイルやフライホイルを取り外すことが出来るので、軽量化や小型化に役立つことです。

特に、フライホイルを外すことによる加速抵抗の軽減は幻ではありません。

点火に使うのは、FTR223の点火ユニットが使えます。部品番号は下記。

30410−KPM−000 C.D.I.ユニット

回路は図のFTRの点火系回路から、要らない部分を除去すれば大丈夫です。パルスジェネレータはカブのままで、フライホイルをつけたままで使うのも最初のトライとしてはOKです。点火コイルもカブのもので問題ありません。

フライホイルを外すなら、フライホイルについている点火検出用の出っ張りと同程度の鉄の塊が必要です。半径を小さくすることで比例的に小さくすることも出来ますが、奥行き(厚さ)や幅を小さくするとタイミングの検出が不安定になります。

なお、将来的にツインプラグにする場合は、この点火ユニットも2つ必要です。CDI点火のエネルギーは点火ユニットの中にあります。それを二つに分けては台無しです。

また、コイルは必ずCDI用を使ってください。フルトラ用は仕様が違います。この辺りは点火システムについて十分に勉強してください。