食品添加物の多用に警鐘を鳴らす???
3月8日付けの朝日新聞の「ひと」欄の記事です。安部司さんの紹介。
以下引用
講演では必ず実験する。薬さじですくった白い粉をお湯に溶かして、『飲んでみる?』。参加者が鼻を近づけて驚く。「豚骨ラーメンだ!」。粉の正体は塩、グルタミン酸ソーダ、増粘多糖類、たんぱく加水分解物など。「化学的に作った粉だけで食べ物って出来るんですよ。命も何もない食べ物が。」
以上引用
塩はともかく、他のものは全て生物由来ではないでしょうか。これまで数千年、数万年人類が食べてきたもの、それそのものです。そこに何を警鐘を鳴らそうとしているのでしょうか。そしてこのことが一方で問題になります。添加物無添加とうたっていても、このような成分が検出されます。本当にたとえば天然昆布を使っているのか、グルタミン酸ソーダを使っているのかは簡単な検査ではわかりません。
以下引用
「個々の毒性はわかっても複合摂取の影響はよくわかっていない。今、人体実験をしているようなものなんです」 以上。
って、何を言いたいのか?。数年前にこれまで使われてきた天然物由来のアカネ色素に発がん性が疑われると警鐘が鳴らされたが、今使われている食品添加物はそれ同等の検査に耐えてきたものだけです。
食品の安全性に警鐘を鳴らすなら、十分なデータに基づかない限り、ただの花火になります。
参考は、たとえばここ。
http://food.kenji.ne.jp/index.html
このような「ひと」を紹介する朝日新聞の意図が全く理解できない。