比内地鶏親子丼 コク 土偶展
朝起きると良いお天気。雪は大して積もらず、木の葉の上や土の部分に残っているだけ。
今日は上野のデパートで開催中の東北物産展にニョウボと出かける。亡くなった親父の実家が弘前で味噌や酢の会社をやっていて、出張販売をするというので、顔を出しに。と言うより、粗品がもらえると言うのにニョウボが反応した。
会場に着いてみると、それほど広くは無いが、結構人が出ている。その一角にささやかに出品していた。飲むりんご酢を買って醤油の小瓶を粗品としていただく。
もう一つのお目当ては、イートインの比内地鶏の親子丼。しっかりした肉の味とコクが有ると言う玉子の共演を確かめよう。
親子丼は、もも肉ばかりを使ったちょっとお高いめのと、むね肉ともも肉を使った1050円のとが有る。まあ、お安い方で十分だろう。
一寸浅めの塗りの鉢で出てきた親子丼は、たっぷりの玉子でゆるゆるにとじられて、これは確かに旨そうだ。
で、お味は、中々良いよ。味付けの加減も良い。ただし私にはいささかコクが有り過ぎるというのが正直なところ。
実は今朝の朝日新聞に、比内地鶏の親子丼を例に引いて、玉子のコクの正体はとの記事が出ていた。食べ比べてみたら、地鶏の卵100%ではコクが有りすぎて、一寸食べにくい。3割程度普通の玉子を混ぜると良いようだと言ったところ。まあ、これは東京の読者を対象にした試食だろうから、味の好みの地域差は当然あるだろう。
朝日新聞2月4日朝刊より
ところでコクと言うのは何だということも検証しているが、科学的な分析ではその正体は確定できなかったようだ。でも、食味の比較では、コクが有るとされるものは誰が食ってもコクが有ると判るようだ。
ついでに言えば、玉子には殻の色や黄身の色などは色々有るけれど、味や栄養価にはそれほどの差はないということも書かれていた。これは私もそのように感じていて、うちでは10個100円以上の玉子は買わない。
会場で荷物を持たされてニョウボと別れてから、上野の山を少しぶらついて国立博物館へ。土偶展を開催中。
国宝3点を含む土偶の展示は中々見応えがあった。更に通常展示の一部も見て、いさか歩き疲れて帰着。