丸真正宗おり酒
今日も一日雲に覆われている。今週はこんな天気が続きそうな予報だ。
北赤羽の図書館に寄ってからまるます家へ。今日も結構入っていますね。見回すとおひげのご夫婦がロの側のうなぎ焼き台に近いところに陣取っているので、その隣に入れてもらいます。
料理は、温かい物をとも思ったけれど、かんぱち刺しが旨そうなのでいただく。
かんぱちは、艶、歯ごたえ、味わいといずれも良いですね。お値打ち物です。
一寸前にも書いたけれど、この席は焼き台の熱が背中に伝わって、こういうお天気の時には良い。
帰り道に赤羽台の酒屋に寄ったら、今年も丸真正宗のおり酒が出ています。今年も先ずは味見に一本もらいます。
毎年、暮れになると書くんだけれど、この酒が昔々に新発売になったときは、本当にフレッシュな生酒で、信じられないほど旨かった。温度の低い廊下に出しておいても、日に日に発酵が進んでどんどん酸っぱくなる。その変化が嬉しかった。
でもそれでは酒屋も置いておけないということで、軽く火を入れるようになったせいか、年々フレッシュさが薄れて今ではあまり面白い酒ではなくなった。
それでも最初に酒屋に出たときに一本は買って昔をしのぶんだよね。最近はその一本で終わることが多い。それにお値段も毎年上がって、今や気楽に買える値段ではなくなった。酒屋の女将の話でも、引っ越しても毎年この酒を買いに来るという人もいるけれど、年金生活になって、この値段は一寸厳しいよという声も多いとか。
今年のは、一寸渋みを感じるけれど、最近多かったしつこい甘みが無くて良いかも知れない。