おでんの人気ネタランキング

KUSHIBIKI2009-01-15

今日も寒いよ。

まるます家には、マスターと、おや、こんな時間に早くも師匠が来ている。その隣に入れてもらいます。

師匠は赤羽駅で乗換えを待っているところをマスターに拉致されてきたとか。

今日は氷見産寒ぶり刺しが旨そうですね。頂きます。

ところで、一昨日の朝日新聞の夕刊に、おでんネタの人気投票の結果が紹介されていた。そのコピーを喜美松に持っていって、マスターに見せたと言うのがこのネタの始まりだ。

改めて言っておくが、マスターは大阪人だ。そして関東煮(かんとだき)と言うのは関東の「おでん」に似た関西料理だよ。


まるます家の姐さん方にコピーを見せると、おやおや、姐さん方全員を呼び集めて大盛り上がりだよ。果ては、常連さんにお好みのおでんだねはと聞いて回る騒ぎ。お客は当然地元関東系の人が多いし、姐さん方も愛知出身のてるちゃんを除けば関東系や地元赤羽人が多いから、当然チクワブ、魚のスジを支持するね。串に刺さった牛スジなんて見たことも無いという人もいる。愛知のおでんと言えば、真っ黒な八丁味噌ダレで煮たこんにゃくだったよね。

実は近所の丸健水産でも普通は入れていないけれど牛スジもあるんだよね。頼めば出てくる。以前は無かったと思うのだけれど、東京は日本中から人が集まるから、牛スジは無いの?と言う声にも応えない訳には行かないのだよ。

東京人は心が広いから、牛スジなんておでんのネタでは無いなどとはこだわらないんだ。

それに対して大阪人であるマスターは、「大阪人は偏狭だから、あんなうどん粉をこねたみたいな味も歯ごたえも無いチクワブなんて絶対に入れない」と頑張るわけだ。もちろんスジと言えば丸い魚の練り物ではなく串に刺した牛スジだ。

こういう話をマスターの店でも展開して、お客相手に9対1ぐらいの劣勢で関西食文化を主張する。そうすると、お客も熱くなってどんどん酒も進んで、お店が儲かると言うのがマスターのねらい目だよ。

あまり乗らない様にね。でもそういう話のネタをわざわざ拾い出して持って来るのは私だけれどね。

後、マスターが常々力説しているのに、関東の人間が全く覚えてくれないとこぼすのは、大阪にはたぬきうどんと呼ばれる物は存在しないのだと言うこと。大阪で「たぬき」と注文すれば、甘辛く煮た揚げののったそばだ!そうな。

一寸ネットで検索をしてみたが、この件はなかなか興味深そうだ。関西では揚げ玉(天カス)ののったうどんをハイカラと呼ぶ場合も有るらしい。