日本記録の更新は出来たが、

KUSHIBIKI2008-11-23

日が変わっても穏やかな天候が続き、時々たたき起こされながら飛行の計時を続けます。

2時過ぎに自己の持つ前回の日本記録を更新。カウントダウンから拍手で祝います。

ところが、夜明けを待たずに、残念ながら世界記録に及ばず、制御不能で墜落。

ちょっと、うとうとしていて目を離していたところで、その瞬間どうなったのかは確認できませんでしたが、トイレタイムのために交代の準備をしていたところで、突然制御ができなくなって真っ逆さまに墜落したようです。そのときは誰も操縦レバーなどに手を触れていなかったとか。何が起こるかわかりませんね。

墜落地点に駆けつけてみると、機体は前半部分が大破、エンジンはたんぼの土に深くめり込んで、スコップでもなければ掘り出せそうにありません。

規定上は、飛行の終了は地上に降りたときで、墜落でも無事着陸でもかまわないので、これで日本記録は達成したことになります。もちろん、日本模型航空連盟と日本航空協会の認定は必要ですが。

あと、出発点と着陸点の距離は500m以下と定められているので、巻尺で測定します。300m足らずと、問題ありません。

更に、エンジンの排気量は10cc以下となっているので、スコップで土の中から掘り出したエンジンを分解して測定。約9ccでOK。

ストップウオッチの記録も再度確認して記録します。

なお、こういった計測器は全て公認の検定機関で有料で検定を受けて、認定証を受けています。

  
掘り出したエンジンの泥を落とし、計測のために分解する/終了直後の挑戦者インタビュー

色々後処理中に夜が明けました。挑戦者からお礼の挨拶があり、集まったサポーターからは日本記録更新のお祝いの声が上がって、今回の記録挑戦会は終了。

挑戦者からは、長年の準備から、精一杯のことをやって、この結果だったので、これで挑戦は終わりとしますとの話もありましたが、周囲からはもう一回との声もありました。

ひとまず今日は休養。その後はその後だね。

帰り道はヘロヘロでしたが、11時過ぎに無事帰着。もうともかく寝床にもぐりこみました。