省エネカー研究会NATSカップ大会
酒呑童子のエコラン講習
千葉県で行われるガソリンエコラン大会を冷やかしに出かけた。
朝は7時半過ぎに自宅を出て、環7から水戸街道を下り、途中から東に転じて千葉ニュータウンを抜けて成田市街から大栄IC近くの日本自動車大学校(NATS)内のサーキットへ。約3時間かかりました。
途中ガソリンスタンドの価格表示を見ながら行きましたが、大体160円台半ばから後半ですね。6月初旬の170円台では、さすがに客離れが応えたのでしょう。環七あたりから千葉県はガソリン激戦区ではありますが。
会場ではお仲間がピットの設営中。わがチームの不良在庫を適当に参加チームに提供してくれるように大会事務局に委託。当面チーム活動再開のめどが立たないのでね。
ちょっとマシン仕立てに問題ありげなお知り合いチームも訪問。ブレーキテストに悩んでいるところもまだ有りますね。機会あるごとに、ママチャリ用ブレーキシューは利かないように作ってある、リムにはチェンのオイルが飛ぶから台所洗剤で洗うと効きが回復すると言っているのに、まだ徹底できていない。
モビに積みっぱなしになっていたシマノのブレーキシュー(これも不良在庫)を結局2組提供してしまった。
あるチームでは、なぜかバッテリーの充電状態に不安を覚えたので、おせっかいながら自分のテスターを持ち出して端子電圧を測ってみると、2個は12.3V、もうひとつは8.8Vしかない。これは充電していないのか?と聞くと、昨日ちゃんと充電しましたと。まさか!!。
よくよく聞いてみると、自動車用の自動充電器のお任せ充電で、充電完了後の確認もしていないと。テスターは、大きくて立派だけれど針が動く物しかない。
自動車用の自動充電器は、バイク用の小型バッテリーに使うと、電流が大きすぎてバッテリーを痛めるし、充電終了判定に不安がある。ホームセンターで売っているバイク用充電器は、セルが回れば良いだけしか充電しない物がある。
早速、先ほど事務局に提供した物の中から、バッテリー充電器のキットを一つ返してもらって、同封されているバッテリーの特性データを見てもらいながらバッテリーの充電状態判定について説明。このチームは某MIT(マサチューセッツじゃないよ)大学主催のバッテリーカーレースにも参加しているが、これまでは今回のバッテリーと同じようにしか充電していなかったと。
それじゃあ、スタートラインについた時点で大きなハンディーを背負っているだけだろうに。
もう一つのチームにも、細かい注意事項をお話。われながらお節介だとは思うが、止められないのだよね。
予定通りに練習走行も開始。今回はあまり走り方には注目しない。
その後に、久しぶりの惰力走行会。コースの一番高いところをスタートに、速度0から惰性だけで走って一番遠くまで走ったマシンが勝ち。と言うか走行抵抗の差がどれぐらい有るかの比較をして、マシン造りのデータにしてもらうのが狙い。
結果は、さすがのファイアーボール。ぐるっと回って、最高点に向かう上り坂をかなり行ったところで停止。見かけの距離差は小さいけれど、実は大きな差なのだよ。
夜は昔からの仲間とバーベキューパーティー。バーベキューサイトがしっかり設営されているのが、この大学校の良いところだよね。
鶏手羽先と野菜のダッチオーブン蒸しは、結構良いお味だよ。でも、飲み物は多分大丈夫だけれど、食材は絶対足りないねと言う買出し責任者の意見は大外れ。どちらもたっぷり余ってしまった。
でも、炭がたっぷりあったのは当たり。ちょっと肌寒くなった夜には、盛大な炭火がうれしい。
メンバーが色々入れ替わりながら、結局深夜まで騒いでしまった。
寝床はテント。