出雲へ到着。出雲大社、歴史博物館。

久しぶりの車中泊は、あまり寝られなかった。うとうとすると目覚めた時に首が痛い。途中、富士川蒜山高原で休憩。蒜山高原では小雪が舞っていた。

朝の7時過ぎに予定通り出雲市駅前到着。バス運行会社である一畑(いちばた)電鉄系列ホテルのトイレを借りて朝の用を済ませる。

朝飯はと、あっさりと済ませたいと思っても、駅周辺には駅蕎麦なんて無い。南口に回ってみると、すき家があったので、とん汁朝定食。同じく駅北口前の東横インが今夜の宿。かばんを預けて8時15分、さあ行動開始。

一畑電車で行こうと思ったら、駅員さんに声をかけられて、次は30分後なのでバスのほうが早いですよと。8時30分の一畑バスで出発。出雲大社までは結構遠く、30分近くかかった。

  
小雪舞う蒜山高原サービスエリア/すき家の朝飯/一畑バス路線

大社横のバスターミナルで降り、さあ先ずはお参りと歩き出した。大きな注連縄、これがそうかと思ったら神楽殿だった。その先、なにやらややこしく歩いたら拝殿の前に出た。本来の参道をちょっと戻って、うがい手水に身を清め、いよいよ参詣。大きな注連縄の下で、二拝四拍手一拝。その後、本殿の瑞垣の周囲を左回りで一周。

  
大社拝殿の大注連縄/大社本殿/本殿を北東側から

宝物館を拝観した後、参道を南の大鳥居まで歩き、東へ折れて、古代出雲博物館へ。企画展の「弥生王墓誕生-出雲に王が誕生したとき-」も今回の目的の一つ。ちょっと物足りなかったかな。

通常展示は、さっと一回りしただけですが、結構充実して居そう。大社本殿の歴史的変遷と、荒神谷出土銅剣の展示が良さそうだけれど、今日はもう体力が尽きた。明日もう一度来よう。

門前の蕎麦屋で、奥出雲蕎麦というのがうまそうだったので注文。かなり大きめで浅いどんぶりと言うより鉢に盛られて出てきた。海苔と削り節がたっぷりとかけられて、鴨肉も入っている。海苔と削り節の香りも高くて蕎麦の歯ごたえも良い。これで400円はお得。南の門前町をしばらく歩いてみるが、寂れている。大社西側のバスターミナル/駐車場の辺りの方がお土産屋などでにぎわっているようだ。

   
島根県立古代出雲歴史博物館/奥出雲蕎麦/タラ白子ポン酢/のど黒の開き

14時過ぎのバスで出雲市駅前に戻り、駅の北側の辺りを歩いてみるが、アーケード街もすっかり寂れている。

15時にチェックインし、風呂に入って一眠りする。17時過ぎに起き出して、目を付けて置いた近くの海援丸と言う小料理屋へ。結構良い感じ。

小生ビールを貰い、タラの白子ポン酢はプリプリでなかなか良い。のど黒開きもちょっと小さいが美味い。酒は天穏のカップ酒と出雲誉の「わたしは生がいい」。「私は生がいい」と言うと生ビールが出てきそうですね。私好みの切れの良い味でした。さばシャブが美味そうなので注文。

鍋にはやや甘めで濃い出雲の醤油のつゆ。玉ねぎの切れ端が幾つか浮いています。大皿にはさばの薄切りと野菜が盛られて出てきました。良いさばですね。

鍋が沸いたところでさばの切り身をしゃぶしゃぶと。シャブシャブとだけでは中がまだ冷たくて、味もちと足らないような。少し泳がして中まで温まったぐらいが私好みです。付けだれは無く、おろし生姜を添えていただきます。

量は二人分は十分にありますが、歩き疲れて腹の空いていた私はきれいに平らげました。お勘定も十分にお得でした。今日も満足。

   
天穏の馨/出雲誉のわたしは生がいい/さばしゃぶ/さばシャブのつゆ