強風の中、久しぶりのメダル獲得

KUSHIBIKI2009-11-02

今日も雲が広がり、霧は無いがかなりの風が吹いている。

ゴム動力クラスの決勝飛行のあと、グライダーとエンジンクラスの競技。予定よりも1時間遅れの8時開始。風は相変わらず4〜5m/s吹いている。

古い雑誌を持ってきてくれた人がいた。35年位前の記録だ。

1ラウンドは翼が長めのロングスパン機を飛ばす。サークリング曳航なら標準スパン機を使うところだけれど、直線曳航ならロング機でもいけるだろう。

先ず先ずの離脱と思ったが、途中で上昇気流からはじかれて148秒に終わる。回収に行ってみると、飛行制限システムのワイヤーが切れて先端のパーツが飛んでしまった。水の溜まった水田の泥の中では探すだけ無駄。それ以後は静気流用のスーパーロングスパン機を使う羽目になった。

2ラウンドはサーマルを外して2桁記録。3ラウンドも外したが、更に電柱を引っ掛けて落下。心配しながら回収に行ったら、幸なことにほとんど破損は無し。翼端をちょっと引っ掛けて落ちたようだ。

この時点で有力選手が曳航トラブルなどにより自滅するのが多くなり、あとを着実に飛ばせばそれなりの順位が確保できそうな気配になってきた。

気流も強風が続くがそれなりに安定してきたようなので、デジタル温度計を使った気流読みに切り替えた。朝のうちは空気の動きが安定しないので、他の選手の飛行ぶりや自分の感を信用した方が思い切りが出来る。

また、風向が危険な方に変化しそうなので、5ラウンドで競技を打ち切るとの本部発表があり、後の2ラウンドを大事に飛ばすことにした。

デジタル温度計による上昇気流の検出は、平均気温から1度程度の上昇が検出されて、それがしばらく続いた後で、2度程度の温度低下が観測されて、ある程度の時間それが維持されたら、上昇気流が発生してそれが地上から離れようとしている出発のチャンスと判断する物だ。皮膚感覚と組み合わせての判断が必要になるが、私の場合は結構当る。

記録式のデジタル温度計も以前には使ってみたが、グライダーの場合はいまいち使い勝手が悪い。

結局4,5ラウンドとも大きな上昇気流に入れることが出来て、満点飛行を達成し、堅実に飛ばした湘南クラブの二人に続いて、久しぶりのメダルを獲得することができた。

 
記念写真/グライダークラス記録/銅メダル

  
表彰式/ゴム動力クラス記録/エンジンクラス記録

女性サポーター陣がトイレを借りに行く近所の小スーパーは、メンチカツがお得で、昼飯時には選手みんなから希望をとって買い出しに行く。通常用意する分を買い占めた上で、夕方用に仕込んである分まで急遽揚げてもらって、熱々をみんなでほおばるのが最近の楽しみだ。直ぐに飛びついて食い始めるので、写真を忘れた。