特殊な燃焼室
酒呑童子のエコラン講習
ハセヒロ@FBさんなんていう魚が針にかかったので、もう少し餌を撒いてみましょうか。
ファイアーボールと名づけられた燃焼室。1970年代から80年代に掛けて、燃焼効率が高く排気汚染も少ないという燃焼室形状がいくつも提案されましたが、ガソリンエンジンに関しては生き残っているものは全く無い。
ガソリンエコラン界でも、初期のマイレッジマラソンで活躍したロビンのエンジンはファイアーボールであったといわれている。ハセヒロ@FBさんも昔はファイアーボールだったのかな。
ガソリンエンジンの燃焼室は出来るだけコンパクトで、容積に対する表面積の比が小さく、混合気に適度な乱れを作って点火から燃焼の終了までの時間を短くするほど熱効率は高いといわれている。
でもここではこのような燃焼サイクル効率論には踏み込まない予定。
1000km/Lを目指す程度では、燃焼室形状はいじらないほうが良い。圧縮比も標準の10でよい。この辺りをいじって成果を挙げるためには系統だった実験を積み重ねる必要がある。個人や高校生レベルで手に負えることではありません。
もちろんエンジンの熱効率の理論に興味を持って勉強することを否定するわけではありません。大いにやってください。きっと役に立ちます。でも、一定の成果を挙げるために、綿密な理論の知識が不可欠というわけではありません。