NATS杯第17回省エネカー競技会

酒呑童子のエコラン講習

ガソリンエンジン省エネカーの競技会です。数年前から、日本自動車大学校の支援をいただいてNATSサーキットで開催されています。

今回も冷やかしのつもり。参加チーム数も近頃ジリ貧か、今年は19チームと寂しい。

顔見知りの方にご挨拶されたのがきっかけで、調子はどうですかに始まって、すっかりお手伝いパターンにはまってしまった。

参加チーム唯一のロードタイヤ仕様。せめてエコランスペシャルタイヤを使いましょうね。おや、モビリオの中を確認したらミシュランタイヤが3本と、ビットリアラテックスチューブが3本出てきた。こうならゃ、明日まで一式貸しましょう。

で、練習走行を見てみたら、やたら速いのはともかく、エンジンが吹け切っている。減速比が大きすぎるんではないのと聞いてみると、チームの誰も減速比の数値を把握していない。それはダメでしょうと、スプロケットを数えてもらって、結果、エンジン1000rpm当たり6km/h台の見当です。

スロットル開度はドライバー判断で、と言うこと。それではセッティングを変えてもドライバーは走れる開度を選んで走るので、走行に再現性が無いし、セッティングも詰められないという事で、経験的にはスロットル開度1/2辺りに燃費の良いゾーンがあるので、スロットルにストッパーを入れて開度を規制して、ドライバーには常にストッパ−に当てて加速するように指示するのだけれど、急場には間に合わない。

スロットルグリップに目印をつけて開度の目安とします。

経験的に、減速比は1000rpm当たり、8km/h台に設定すると良い結果が出ます。手持ちのスプロケットのなかでその辺りの物を選択して、走行パターンは加速開始は25km/h、上限は35km/hを提案して、再度の練習走行。念を押しますが、加速開始25km/hとは、最低速度がその値になるように、前もって加速開始の準備をしておくこと。25km/hになったら加速の準備をすることではない。

下のコーナで見ていると、何かやけに早い。どっかで余計に1っ回掛けているみたいだけれど、ドライバーとしては、タイムオーバだけはしたくないと言う強迫観念が有るのかもしれない。

エンジンの音を聞く範囲ではセッティングに大きな外れは無いので、このまま行きましょう。

ラップタイムも速すぎる。走行パターンの全体バランスを考えてみて欲しいと言うことで、この日は終わり。

スーパーで買い物をして、夕食はホテルの部屋で焼肉。