すっぽん大鍋 古典酒場vol.9
相変わらず最低気温は熱帯夜のままだが、湿度が下がってきたのか、案外と夜は安眠が出来るようになった。蝉の声もめっきり減ったような気がする。
昨日出た「古典酒場」の新しい号を買ってからまるます家へ。
まるます家は、さすがに今日は空いていますね。3番が空いていたのでひとまず座ります。
お向かいにはおひげの御夫婦、さっちゃん前にはホテルマンが居ます。
料理はと、大分県産の岩牡蠣が出ていますね。これはやっぱり頂きましょう。900円と言うのは、最近の私の基準からすると高額ですが、見逃すわけには行かないでしょう。
それと、としこちゃんに最近の2階事情を確認します。その内容は「居酒屋礼賛」の方にコメントとして書きました。
出てきた牡蠣は、こりゃデカイですね。殻の差渡しが20cm近くあって、身はむっちりとしています。口に入れれば、ああ幸福。
これで900円とは、お得以外の何物でもない。
「古典酒場」のほうは、倉嶋編集長独立後の初めての編集ですが、中々力作。読ませてくれます。こんなに色々書いて、次の号がネタ切れにならないか、燃え尽きないかと心配になるぐらいです。
そこにママちゃんから、新しく出たからと、太田和彦さんの新著が出てきました。居酒屋修行を大学の講義になぞらえて書かれています。
最初に、居酒屋入門のための心がけみたいな物がまとめられています。浜田さんの本もそうですが、最近はこういうところから書く必要があるんでしょうね。
以前は、地域で親しまれているような居酒屋へは、年寄りが若い者を連れてきて徐々に慣れさせていたものですが、最近はガイド本などで紹介されて、若者が大箱のチェーン居酒屋に入るのと同じようになだれ込んできて、周囲の雰囲気に関係なく騒いでいるようなこともある。
若者はまあしょうがないところもありますが、最近の社会情勢のせいか、早期退職してしまった熟年が、会社仲間と飲んでいた習慣が抜けないままに居酒屋に来ることがある。
どちらかと言うと、これのほうが始末に悪い。
いや、居酒屋大ベテランみたいな顔をして、爺むさいことを書いてしまった。お恥ずかしい。