雨の日対策

酒呑童子のエコラン講習

雨の日のレースは嫌なものです。エンジンの電装が湿ると始動困難になったり、エンジンが止まってしまったりします。吸気系にガボッと水を吸い込めばエンジンは壊れることもあります。

そんなことが無くともスクリーンが曇って見えなくなるのは競技の大敵です。

先ずスクリーン外側の水滴ですが、ゴムひもを張っておいて、中央に結んだ紐を引っ張り、放すと、ゴムひもがワイパーのように働いて水滴を掻き落とすというのは昔からある手です。

そのとき水滴が落ちやすいように、撥水剤を塗っておくとか、親水剤をとかありますが、ガラスではうまく行っても、プラスチック素材では余り効果が無いようです。

園芸などで使う加圧式のスプレーに石鹸水を入れて時々吹きかけると言うのは、ひょっとしてうまく行くかもしれません。電気エコランでは、内側の曇りを抑えるのに、水鉄砲で洗うと言うののバリエーションです。

内側の曇り止めは、光触媒を使った超親水性皮膜とかありますが、プラスチックの上では効果はいまいちです。やはり水鉄砲でしょうか。

手で拭けるようなら、手袋に石鹸を含ませておくのも有りです。

後は、最小限の視界を確保できるようにスクリーンに穴を明けるのも良いでしょう。ただし、穴を明ける場所は前もって十分に検討しておく必要があります。ちょっと間違えると、空しか見えないとか、直前の路面しか、ということになります。

前面のスクリーンをごっそり外すと言うこともありますが、後半のボディーに風をはらんで抵抗が増えるだけ。いっそのこと全部外してしまえということもあります。

更に大切なことは、チームに雨男、雨女を入れないこと。大きな効果があります。

でも、主催者側に雨男が居るのもなあ。